庭の日誌

庭仕事がライフワークです。

任務完了(ツリーワーク)

自分の経験の中ではこれまでで1番難しい伐採の現場が無事終わりました。 河岸の法面頂上に位置する樹高20メートルくらいのケヤキで、隣家の建物やウッドフェンス、ガーデンライト等が保護対象でした。 日程飛び飛びでゆっくり進行の現場でしたが、なんとか無…

もう梅雨ですね

前回の投稿から5ヶ月もたってしまいました。 時の経つのは早いですね。 昨年末〜年始は新型コロナウイルスに感染した後、自前で引越しをしたので、ズタボロでした。 この5ヶ月は、いつも通り仕事をしたり、自分の庭づくりを始めたり、庭に湿地帯ビオトープを…

お手入れした木々のお写真など

お手入れの現場ではあまり写真は撮りませんが、木登りの時や、青空が綺麗だったりすると休憩の時にパチリと撮影する事もあります。 剪定は、手数(切る回数)を少なく、出来る限り自然に伸長した枝をそのままの姿で残すことを心がけています。 理由としては…

庭の工事が完了しました。

涼しくなって、ようやく植栽と景石が入りました。 長い道のりでしたが、無事完工しました。 学んだ事を活かし、次につなげたいと思います。

ウッドフェンスの施工

先日から取り掛かっている庭の工事は、植栽を残すのみとなっています。 もうひと月以上前ですが、ウッドフェンスを作りました。 木材の仕入れ、防腐塗料塗布から始まり、柱の立て込み、胴縁打ち付け、フェンス材打ち付けと進めました。 西には縦格子、東には…

石の工事

しばらく前に図面を書いた庭の工事をしています。 私は、庭づくりの中でも石を扱う作業がとても好きです。 本当は石の前に掘削や位置出し、砕石敷設など色々あるのですが、写真が地味なので飛ばしてしまいます。 石の仕入れ 大谷石の石段 自然石の石畳(あら…

夏真っ盛りですね。

関東平野はすっかり暑い季節になりました。気づけば2か月半くらい、何も書いていませんでした。 この間やっていた事を色々書いてみます。 ■7月頭から始まるお客様の庭づくりの工事に向けて、下準備を始めていました。 ・土壌改良に使う竹炭の購入 千葉県いす…

はじめてのスプライス

ウーピースリング(長さ可変式スリング)を自作してみたくなり、ODSKさんにロープとフィッド(ロープ通し用の針のようなもの)を注文しました。 必要なロープ長の割り出し方やスプライス方法は、SAMSON ROPEのサイトで見て勉強しました。 www.samsonrope.com…

門柱を抜き、穴を掘る

昨日は休みだったので、午後からまた作業をしてきました。 今回は朽ちてきた鉄の門を撤去します。 今日もチェーンブロックが活躍しました。 すぐ隣に立っていた鉄柱も抜きました。 基礎が抜けた後の穴は埋めず、竹炭を入れて枝葉や丸太で軽く蓋をしておきま…

ぐったり疲れて考えた事-庭の管理とは

昨日はとにかく土を掘った1日でした。 体力の限界を感じながら思ったことを書いてみます。 内容にまとまりがありませんので先にまとめを書いておきます。 【まとめ】 ①緑を駆逐する手入れはしんどい ②燃料や資源が高いので出来るだけ自然の力を利用した庭の…

絨毯はがしという苦行

今日は午前中にお客様宅の植え替えをこなし、午後は本拠地で作業を行いました。 前回篠竹を刈ったあたりに絨毯がうずもれていたので、今日はそれを引っぺがします。 一見突飛なこの作業も、我が庭においては恒例の行事となっております。 kare-eda.hatenablo…

白枯れ - オオクワガタと河津桜

庭の河津桜も花が終わり、すっかり若葉の頃になりました。 この河津桜は、4〜5年前にぶつ切りにされ傷んでしまったため、現在も一部の枝が立ち枯れています。 kare-eda.hatenablog.com 先日庭に寄った時に、桜の枯れた枝が落ちて引っかかっていたので回収し…

金木犀を透かす

先日の手入れでキンモクセイなどを剪定しました。 作業中 作業後 2年目の手入れで、大分忌み枝(管理上・美観上望ましくない生え方をしている枝)が抜けてきましたが、まだまだ太い交差枝が残っています。 5時に作業を終え、旦那様とコーヒーを頂きながら会…

篠竹刈りの続き

前回の篠竹刈りに続き、作業をしてきました。 積み増しされた篠竹の束 奥に見える枯れ木の列は、数年前まで高さ4メートルほどに茂っていたカナメモチです。 あまりに放置されていたので、2~3年前にガッツリ詰めましたが、吹いた枝が生い茂る竹に取り巻かれ…

篠竹刈り

今日は久しぶりに本拠地の庭で作業をしました。 今日の作業は、篠竹の刈り取りです。 今まで、草刈機やヘッジトリマーで試行錯誤してきましたが、今日は一本一本コツコツと剪定鋏で切りました。 この方が切った竹を揃えて積んで、担いで運べるので片付けが楽…

次世代のクワガタ

庭にうずもれていた朽木からコクワガタを採集した時に記事を書きました。 kare-eda.hatenablog.com この時に採集したコクワガタの幼虫は、ほどなく成虫となり、その成虫が昨年の夏に産卵しました。 その卵が今、続々蛹になっています。 自然の生物を飼育環境…

地上部と地下部のフラクタル構造

昨日の朝にかけて、庭の図面や見積書を書きました。 私が頭の中でぼんやり思っている事の中に、庭づくりとはあまり関係ないようでいて、物凄く重要な要素かもしれない事があるので今回ブログに書いてみます。(振り返って読んでみると、ほぼ見聞きした事の受…

音楽は目を閉じて聴ける。

仕事や生活の事で頭がいっぱいになった時、音楽や映画、美術品を見たり聞いたりする事はやはり素晴らしい事だと実感しています。 目を酷使しがちな生活の中では、目を閉じて楽しめる音楽や朗読がなによりの癒しです。 一時だけであっても、現実から気をそら…

耐久性と自然のうつろい

庭を作ろうとしています。 そこで、思ったことを長々と綴ります。 屋外に設置する垣根、木の柵など、風雨や日光にさらされるものを作るとき、一番に考えるのは耐久性と安全性の事だと思います。 防腐処理をせずに竹垣などを作り、3年くらい経つと、大分わび…

【読書の感想】街路樹は問いかける: 温暖化に負けない〈緑〉のインフラ

読んだのはしばらく前になりますが、読書の感想になります。 「街路樹」という言葉を聞いて、 どのようなイメージを持たれるでしょうか。 都会を潤すオアシスのような存在。夏は日差しを遮り、季節ごとの姿は街に良い景観をもたらす。 そんな役割が街路樹に…

昔の写真を掘り返して

過去作ったものの写真を掘り返しています。 写真を見ると、昔の喜びや苦しみが色々と思い出されます。 特に、何かを作ったりした時の写真は、辛さと楽しさを同時にかつ激しく感じた記憶を呼び起こします。 ベランダ茶庭の手水鉢 ベランダ茶庭の木戸 施工前の…

散歩とお絵描き

今日は朝6時に起きて、久しぶりに1時間ほどの散歩をしてきました。 細かな枝に分かれていく美しさ。 古い橋の跡 車から見て気になっていたフェンスの構造を見学 午後は知り合いに、外構解体の見積りをしてもらいました。 パースを描いて夜を迎えました。

柚子の剪定はトゲとの闘い

大きめのユズを3本剪定しました。 ■剪定対象としての柚子の特徴 ①トゲが半端ではない →腕を突っ込んでの剪定が容易ではない →剪定枝を積み込む際さばくのが容易ではない ②枝がまずまず固い(握力が持っていかれる) トゲのようす 脚立から眺めた枝のようす …

ウサギ小屋(人間用)にデスクを設置

手狭な住居に妻と2人で住んでいます。 賃貸の部屋です。 このあばら屋にはテーブルが一つしかなく、そのテーブルは大抵在宅ワークの妻が使っています。 そのため、私が何か事務作業をするときは、地べたでやるかみかん箱の上でやるか、といった状況でした。 …

雑木苗の移植のつづき

先日の記事で、根巻きや植栽マウンドのベース作りの様子を書きました。 kare-eda.hatenablog.com 今日はその続きです。生憎の雨なので急いで作業します。 最初に、根巻きしておいた苗をマウンドに持っていきます。 まずはドングリから育てたコナラとクヌギの…

月に一度の手入れ

今日は手入れの仕事に行ってきました。 今回のお宅には、月一回の手入れで2年半ほどお世話になっています。 以前は他所の造園会社さんが手入れしていた庭になります。 年末に一度の手入れだった事もあり、実ものや花木の実付き花付きが良くないとの事で、小…

雑木苗の移植準備

先日伐採したイヌツゲの枝を整理しました。 ハゼの木が真っ赤になっていました。 建物が建つ関係で、夏に植えた雑木を移動することになりました。その準備として、いつでも苗を動かせるように根巻きをしておきました。 この苗たちを植えている様子はこちらの…

わら縄で枝葉をまとめる

手入れの仕事に行ってきたので、枝葉の積み下ろしを楽にする為に、「わら縄を使って枝葉をまとめる技」を駆使してきました。 なぜ今までこの技を使ってこなかったのか? それは、私がただボーッとしていたからに他なりません。 どのような技かというと、、 ⓪…

akimboが来ました。

Rope Runner Proの安全注意情報が出た関係で、念のためもう一台登降器を持っておこうと思い(口実)akimboを注文しました。 英国のGusthartsで注文して、48,000円(送料関税込)くらいでした。 日本のAmazonで買うのとさして変わりませんね。 食事中アキンボ…

三ツ又沼ビオトープ

本を買いました。 「在来野草による緑化ハンドブック 身近な自然の植生修復」という本です。 外来植物はもはや至るところに進出しており、 草刈などしていても外来の植物を見ない事はまずありません。 昔々在来種の植物が広がっていた光景はどういったものだ…