「ヘンテナ」で地デジ受信成功
副業の職場でテレビが映らず、アンテナの修繕に高額の費用がかかるという事で、アンテナを自作しました。テレビが映らないまま一年以上受信料を払い続けていた職場。貧乏なのか太っ腹なのか分かりません(TT)
動画を見るまで全く知りませんでしたが、変なアンテナ=「ヘンテナ」は、アマチュア無線や電気工作の愛好家の方には有名なアンテナだそうです。
YouTube動画の制作者の方の手ほどきがとても明快で面白かったので、何の支障もなく製作でき、無事受信成功しました。
動画ではベニヤ板を用いていますが、ある物ですぐに作りたかったので段ボールを用いました。
サイズは動画で説明されている通りに作りました。この方の居住地は関東の私とは周波数の条件が違いますが、同じつくりで全く問題無く受信できています。
・赤点部は5ミリ幅で「日」の字の中央部を切り離してあります
・緑の部分は、編組線のほつれや被覆等の不必要な電気伝導体が意図しないアルミ箔の部分に接触しないように綺麗に処理してあります。
・水色部分は、結束バンドを使用して導線や編組線の接続部に負荷がかからないよう処理してあります。
【使った材料】
段ボール
アルミ箔
両面テープ(幅1センチのものを2列平行にして使用)
ステープラーの針
結束バンド
ガムテープ
【使った道具】
ボールペン
カッターナイフ
参考にしたYouTubeの動画を制作された方は、トライ&エラーを楽しみ、「とにかくやってみる」というポジティブな精神の持ち主で、興味を誘う丁寧な説明に惹かれました。
自分で考え、試して、また考えというプロセスを楽しんでやっている方を尊敬します。
人の積み上げた物をなぞって、とかく結果を求めがちな自分を反省したヘンテナ作りとなりました。
いや、反省するんじゃなくて、躊躇わずどんどん楽しんでやれば良いのですね。
●追記●
とりあえずの結果が出ればそれで満足してしまう自分を戒めるために、ヘンテナのサイズの計算方法を勉強してみました。
ヘンテナのサイズは1波長の長さ=1λ(ラムダ)から導きます。
1λ=光の速さ(秒速)/周波数
すなわち
1λ=299792458㍍/周波数
299,792,458/557,000,000≒0.538㍍ これが1波長の長さという事になります。
高校時代数学・物理・化学で赤点王だった私はMHzとか㎞、mの単位の兼ね合いがあやふやだったので一応自動計算サイトに数字を入れ込んで確認しましたが、上記の通りで大丈夫なはずです。
※計算サイトは、GOOGLEで「電波 波長 計算」と検索するとCASIOのサイトが出てきました。
さて、ヘンテナのサイズの事を調べてみると、以下のようにありました。
※ヘンテナは「日」の字の形をしています。
「日」の長辺=1/2λ
「日」の短辺=1/6λ
という事は、
0.538m/2 = 0.269m 長辺は約27cm
0.538m/6 = 0.0897m 短編は約9cm
スカイツリーから受信するNHK総合に関しては上記のようになります。
テレビはNHKだけを見られれば良いというわけではないので、ヘンテナの実際のサイズは各局の周波数の中央値から求める事となります。
色々考えを巡らせて、手を動かす事はやはり楽しいですね。