枯れた松の伐採
松の枯木を伐採しました。
※樹上でのチェンソー 作業中は撮影どころではなかったので写真はありません。m(_ _)m
中央から左に傾いでいるのが伐採する松です。
隣地に倒れ込んだり、掛り木になる恐れがありました。
樹皮に割れ目が入り、だいぶ腐朽が進んできているのが分かります。
2通りの伐採方法を検討していました。
①クライミングスパーで直に登って上から断幹
②隣のケヤキやエノキにアンカーを取って、V字のメインロープもしくはトラバースフックで松にアクセス
今回は幹の傷み具合を考え、②で伐採する事にし、メインロープ1本とトラバースフックを使う事にしました。
また、松の傾き方向を考慮して、傾いでいる方向とは逆にあるケヤキにアンカーを取ることにしました。
高い位置にアンカーを取ると枝が細くなりがちなので、ケヤキの枝の中でも伐採する松とは逆サイドの枝を選び、枝をしならせず、荷重が幹元に向かって枝を圧縮する方向に働くように気をつけました。
メインロープを設置したところ。
ケヤキに登って松を見下ろしたところ。
同じ位置から松を見上げたところ。
松の頂点はケヤキのアンカーよりだいぶ上でした。
フックを掛けて松に移ります。この後2丁掛けランヤードで登り、写真上の二股のところに立って最初の断幹を行いました。
松からケヤキを振り返ったところ。
気の利いたビレイデバイスは持っていなかったので、フック側にはロープレンチとフットアッセンダーを使いました。
メインロープとランヤードでここまで落とし、あとは地上で伐倒しました。1人で作業した為、落とした枝にロープが絡んで片付けが大変でした。
幹と枝を整理して作業完了。
反省点は色々ありますが、無事終わって良かったです。