庭の日誌

庭仕事がライフワークです。

雑木の苗床づくり

敷地の大きな木の木陰に、苗床を作っています。

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苗床を木陰に作る理由は、適度な日照があり、大木による水と空気の流れを利用する為です。(単に水やりが面倒なだけかも)

木陰でゆっくり育てた方がしなやかな姿形に育つことは確かです。


先日のブログにも書いた水脈の理屈を参考にし、有機物や炭をすき込んだ土をマウンド状に盛り上げ、苗を植えます。


マウンドの周りには横溝を掘り、合流部や屈折部など要所に数十センチから1メートルの縦穴を設けました。穴と溝には、炭を入れ、腐朽した竹や枝葉を絡み合わせながら差し入れます。土の表面には落ち葉や枯れ枝がほどよく腐朽したものを敷き詰めました。

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オレンジの線が溝のラインです。

庭の作業を手伝いに来てくれる東京時代の先輩Kさんと冬に作った水脈に繋げました。つらい作業を楽しみに来てくれる素晴らしい人です。Kさんとはコンクリを手で練って打設したりもしました。辛かった、、。

 

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作ってひと月くらい経った苗床。

オオバギボウシ、コナラ、クヌギ、ツリバナ、マルバノキ、コハウチワカエデ、クロモジ

 


あれだけ「在来種が、地域の遺伝子が」と言っておきながら、深山に生きる木の苗も買ってしまいました。節操無し。

 


ケヤキの木陰にも作りました。Kさんが手伝ってくれました。

 

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アオダモ、エゴ、リョウブ、フタバアオイギボウシ、フウチソウ、シロモジ

 

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ドングリから育てて梅の木陰に居たコナラとクヌギもスコップでひとすくい移設しました。梅についたアブラムシのせいですすけています。


成長が楽しみです。