庭の日誌

庭仕事がライフワークです。

自然の循環

次世代のクワガタ

庭にうずもれていた朽木からコクワガタを採集した時に記事を書きました。 kare-eda.hatenablog.com この時に採集したコクワガタの幼虫は、ほどなく成虫となり、その成虫が昨年の夏に産卵しました。 その卵が今、続々蛹になっています。 自然の生物を飼育環境…

地上部と地下部のフラクタル構造

昨日の朝にかけて、庭の図面や見積書を書きました。 私が頭の中でぼんやり思っている事の中に、庭づくりとはあまり関係ないようでいて、物凄く重要な要素かもしれない事があるので今回ブログに書いてみます。(振り返って読んでみると、ほぼ見聞きした事の受…

耐久性と自然のうつろい

庭を作ろうとしています。 そこで、思ったことを長々と綴ります。 屋外に設置する垣根、木の柵など、風雨や日光にさらされるものを作るとき、一番に考えるのは耐久性と安全性の事だと思います。 防腐処理をせずに竹垣などを作り、3年くらい経つと、大分わび…

三ツ又沼ビオトープ

本を買いました。 「在来野草による緑化ハンドブック 身近な自然の植生修復」という本です。 外来植物はもはや至るところに進出しており、 草刈などしていても外来の植物を見ない事はまずありません。 昔々在来種の植物が広がっていた光景はどういったものだ…

湧水の池と背後の山 出流原弁天池

栃木県佐野市にある出流原弁天池に行ってきました。 道路からすぐのところに広がる湧水の池。 古生層石灰岩の割れ目から毎分6〜8㎥の水が湧き出しているそうです。 苔むした岩 池の北側にそびえる山の急斜面。大きな岩に木が根を張っていました。 散策路をひ…

樹木の浅根と深根

樹種の勉強をしていると「浅根性」「深根性」という言葉が出てきます。 大雑把に言うと、「同じような大きさの木でも、樹種によって根の深さが違う」という事です。 Googleか何かで、「浅根 深根 樹種」と検索すると色々な資料がヒットします。 身近なところ…

山の空気を吸いに

庭の管理を休んで、埼玉県の嵐山町にある嵐山渓谷に行って来ました。 「武蔵嵐山渓谷周辺樹林地」は埼玉県緑のトラスト保全地の一つです。 保全地内は一切の採集行為が禁止となっています。 山法師が花盛りでした。 ヤブレガサ マルバアオダモ 巨大なシデの木…

庭と生物多様性

ここ最近、国立環境研究所のYoutubeチャンネルをよく見ています。 3つ挙げた動画のうち上段は、新型コロナウイルスが流行し始めた頃に五箇公一先生が新興感染症と生物多様性について語った動画です。 再生回数が13万回にもなっていますが、それ以外にも同様…

枯木とクワガタ

篠竹を刈り拓いたところ、モミジの枯木が見つかりました。 手でむしってみると、まるで蒸し鶏のようにほぐれ、クワガタの幼虫の食痕が出てきました。 下の写真中央のくぼみが、クワガタの幼虫が居た箇所です。(幼虫画像は自粛) オオクワガタ飼育で余ってい…